2024年上半期に流行したスイーツトレンド
2024年の上半期には、特に「健康×美味しさ」を両立させたスイーツが人気を集めました。さらに、SNS映えを意識したビジュアル重視のスイーツも注目を浴びています。それでは、具体的なトレンドを見ていきましょう。
1. アサイーボウル
アサイーボウルは2013年頃に一度ブームとなったスーパーフード系スイーツですが、2024年に再び人気が急上昇しています。
アサイーは南米原産のフルーツで、抗酸化作用が強く、美容や健康に良いとされています。そのアサイーをスムージー状にし、グラノーラやフルーツをトッピングして食べるアサイーボウルは、朝食やヘルシーな間食として特に女性に支持されています。
現在、原宿や渋谷を中心に専門店が増えており、大手カフェチェーンでも提供されるようになりました。冷凍アサイーの販売も増え、自宅で楽しむ人も増加中です。
2. ディップチュロス
スペイン発祥の「チュロス」を進化させた新スタイルのスイーツです。
細長いチュロスを、チョコレートソースやキャラメルソース、フルーツピューレなど、さまざまなディップに付けて楽しむ形が特徴的。見た目も華やかで、インスタ映えするため、特に若者の間で話題になりました。
専門店も増えており、カスタマイズ性の高さから人気が継続しています。
3. モノクロスイーツ
「白と黒」のコントラストを活かしたモダンなスイーツが、2024年のトレンドとして登場しました。
例えば、黒いココアスポンジと白いクリームのコントラストが美しいケーキ、白黒マカロン、シンプルながら洗練されたデザインのパフェなどが代表例です。SNS映えしやすく、若い世代を中心に支持されています。
4. グリークヨーグルト
「濃厚でクリーミーな食感」「高タンパク・低脂肪」と健康面でのメリットが多いグリークヨーグルトが、2024年にさらに人気を高めました。
プレーンヨーグルトにフルーツやハチミツをトッピングするだけでなく、スイーツの材料としても活用されるようになり、グリークヨーグルトを使ったチーズケーキやムースなども登場。美容・健康意識の高い層からの支持が増しています。
5. 生ドーナツ
従来のドーナツよりもしっとりした食感が特徴の「生ドーナツ」がブームに。
油で揚げずに焼き上げるため、カロリーが抑えられ、健康志向の消費者にも受け入れられています。専門店が続々とオープンし、新しいスイーツカルチャーが形成されつつあります。
2024年下半期の注目スイーツトレンド
2024年下半期も、引き続き健康志向・インスタ映えするスイーツが主流ですが、海外スイーツの影響も強まっています。
1. クルンジ(韓国スイーツ)
クロワッサン生地を薄く伸ばして焼き上げた、サクサクの食感が楽しい韓国スイーツ。
トッピングやディップを加えることで、バリエーション豊富な楽しみ方ができるのも人気の理由。日本でも専門店が増加中です。
2. ドバイチョコレート
中東ドバイ発祥のリッチなスイーツで、ピスタチオペーストと極細麺「カダイフ」を組み合わせたものをチョコレートでコーティングした贅沢な味わい。
韓国で話題になった後、日本でも注目を集めています。
3. 特小ケーキ
手のひらサイズのミニケーキが新たなトレンドに。
見た目が可愛く、一度に複数のフレーバーを楽しめるため、ギフトやパーティーにも人気です。カロリーを気にする人にも受け入れられやすく、健康志向の流れともマッチしています。
日本のスイーツ文化と2025年の展望
日本のスイーツの歴史
日本のスイーツ文化は、和菓子と洋菓子の融合によって独自の進化を遂げてきました。
江戸時代には伝統的な和菓子が発展し、明治時代以降は洋菓子が普及。戦後には、ケーキやシュークリームなどの西洋スイーツが一般家庭にも広がりました。
大阪のスイーツ文化
大阪は「くいだおれの街」として、古くからスイーツ文化が発展。
老舗和菓子店が多く存在しつつ、近年では最新のスイーツトレンドを積極的に取り入れ、SNS映えする新しいスイーツの発信地となっています。
2025年のスイーツ業界の展望
2025年の大阪・関西万博に向けて、スイーツ業界でも新たな動きが期待されています。
- 「ネオ和菓子」の開発
→ 伝統の和菓子に新しいアレンジを加え、世界へ発信 - テクノロジー×スイーツ
→ AIや3Dプリンターを活用したオーダーメイドスイーツ - サステナブルスイーツ
→ 規格外の食材を活用したスイーツ、環境に配慮した製法の導入
まとめ
2024年のスイーツトレンドは「健康志向」「インスタ映え」「伝統×革新」がキーワードとなりました。2025年は、大阪・関西万博を機に、新たなスイーツ文化が生まれることが期待されます。これからのスイーツ業界の動向に注目し、最新のトレンドを楽しみましょう!